[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
お昼をいただいてから、設えを整えて本日も店開きです。
ご飯を食べ終わった方から声をお掛けして、お菓子とお茶をおすすめしました。
美味しくなれ~♪ と思いながら、まずは師範代に、どーぞっ!!
毎回、楽しみにしてくださっているみたいで恐縮ですっ!
そして今回は……ひさしぶりに、宗家がお茶を点てる姿がありました。
宗家のお茶は美味しいので受けた方がほんと羨ましかったです。(…イイナー)
せっかく席に着かれたので「きょうは宗家もおひとついかがですか?」とお誘いしました。
…が、よくよく考えたら点てるの私…ですよね!?
「試験気分ですか?」
(´ΦωΦ)Yes、ちょっと後悔してる…。
お出ししたら「お茶が固くなっちゃったね、でも美味しいよ」とのお言葉。
宗家が「気楽にね?」と仰られても、どうにも気張ってしまって手がうまく動きませんでした。
(((〃ノДノ)))うぁぁあんッやり直したーい!!!
リベンジを誓います!!!
今回は5名の女性にご参加いただきました。(うち1名、リピートありがとうございます。)
受付が済んで、さぁ日本刀ミニ講座スタートです。
講師のすぐ前まで寄って行儀良く1列に座られたのが少し面白かったです。
みなさん意欲たっぷりですね~!
真剣の重さがどんなものか実際に持っていただきました。
そして、まずは
今日斬っていただくときの
握り方と振り方をお話して、練習開始。
今年最後のスプラッシュ!
次回の開催は1月16日(土) の予定です!
9/19ついに開催されました、肥前春日流春日会 試し斬り体験会!!
毎度です、イベント記事担当の杵です!
今回はブログが始まってから初の外部向けイベントですよ!( ´∀`)
イベント当日。
朝の10時から会場のセッティングと打ち合わせを行い、すぐ近くのお蕎麦屋さんで腹ごしらえをして準備万端?
大阪天満宮に集合した参加者を杵がお迎えに行き、道場にご案内。
今回は2名の女性が参加してくれました!
受付を済ませて、早速宗家による日本刀ミニ講座がスタート。
簡単な流派の紹介と、このイベントの企画意図として重要な「日本刀とは本来どんなものなのか?」というお話をして頂きました。
(なお、企画意図についてはこちらの記事をご覧ください)
講義を終えたら早速試し斬りじゃ!…と行きたいところですが、初体験の方に1kg近くもある刃物をいきなり振ってもらうワケにもいかないので、その前に木刀を使って刀の握り方、振り方を練習していただきます。
道場としては一風変わった、春日の稽古も少し感じ取ってもらえたんじゃないでしょうか。(*´-`)
さて、いよいよ試し斬り開始ですよ~!\(^o^)/
1人は葛さんが用意した小袖&袴に、もう1人は持参の道着に衣装チェンジ。
お2人とも凛々しい姿で試し斬りに臨みます。
まずは春日会でお馴染みのペットボトル試斬で、真剣を振ってもらい最後に巻き藁を斬ってもらいました。
巻き藁を斬ってもらうとき、ちょっとおもしろい場面があったのですが、このお話は葎さんにお任せですかね。
試し切りを終えたら、春日会の秘密基地へご招待して茶話会です。
普段の稽古の様子や、春日流にはこんな技や作法があるんですよ~なんてお話しをしたり、試し斬りで撮影した写真や過去のイベントの写真を見たりして楽しい一時でした。(*´∀`)♪
いくつか課題も見つかりましたが、参加者のお2人にも好評だったようでしたし、ひとまず大成功ってことで!
次回の開催は11月21日(土)です!
今月の月例会(10月4日)のお茶菓子は、おいも、栗、カボチャ!
月例会が現在のようなかたちで行われるようになったのが、去年の10月のことでした。
そして、私がお昼休みにお茶のお振舞いをはじめたのも同じく。
お菓子屋さんに行って、季節ひと巡りしたんだなぁ~…としみじみしちゃいました。
用事があって月例会に行けない月も何度かありましたけど、まる1年経ってお茶の点て方、場のつくり方、少しは上達できたでしょうか??
また次の1年、おいしそうなお菓子とみんなとのお喋りを楽しんでいきたいと思います!
8月23日、門弟M君の申し出により、三度目のモーションキャプチャー撮影が行われました。
検証技法は、肥前春日流の基本操体である「練」のうち「櫓練」と「巻練」、柔術基本技法である「一之波」と「挙げ崩し」の4本。
今回は、M君の修士論文作成のための予行演習を兼ねており、「比較」がテーマの軸となっています。
最初の検証は、稽古錬度による比較。
杖を持って一人で行う基本操法「櫓練」を、宗家と、3人の門弟でそれぞれ比較してみます。
実際の測定数値を表示できないのが残念ですが、その差は明確でした。
宗家の「櫓練」は、体重移動が非常に滑らかで、前後の足の地面反力もなだらかに推移していました。さらに特徴的だったのは、体の各部位と杖の両端につけたポインターの描く軌跡が、非常に美しい円を描きながら同調していた点。
対して、比較対象となった葎・葛女史・杵君の門弟3名はいずれも、宗家とは段違いの歪な測定結果になってしまいました。
皆一様に、体重が移動する過程で重心を示す数値が急激に上下しており、これは脚部のリキみが抜けていないことを表しています。
また、各部位のポインターも単純で直線的な前後運動となっていて、円転の動きを作り出せていない事が明らかになってしまいました。
と、突きつけられた現実は非常に苦いものでしたが、面白かったのは、3人の差異。それぞれが宗家には遠く及ばないながらも、稽古歴が長いものほど、少しずつ宗家の動きに似た測定結果が出ていたのです。
皆伝への道のりは遠くとも、積み重ねた稽古は必ず上達へとつながる――真剣に稽古に取り組む大切さを、科学が教えてくれたように思います。
続いての検証は、筋力による瞬発的運動と、肥前春日流技法による効き目の比較。
これは、基本操法である「巻練」と、
柔術 「一之波」
「上げ崩し」
を、掛ける側ではなく受ける側の変化を測定することで、作用の質を比べてみよう、と言うことになりました。
いずれも、私が被検体となり、宗家と杵君の業を受けます。さらに、杵君にはただ力任せの動きと、肥前春日流の技法による動きの2パターンを実施してもらいます。
これにより、宗家:門弟の錬度比較と、業:力任せの比較を行ってみよう、という狙いでした。
さて、その結果ですが……
なんとも、表現の難しい測定結果になってしまいました。
確かに、測定結果そのものに違いは現れていますし、業を掛けられたときの感覚もまったく違います。で、ありながら……自身の感覚と、測定結果がうまく一致しない。
肥前春日流の稽古では、力のぶつかりを生まないことが大事だとされます。
柔術であれば、業を掛ける側は組んだ相手が「居ないかのように」動くことを良しとし、受ける側は支えどころが無いままに体のバランスを失ってしまう――そんな境地を目指して稽古をします。
宗家の業を受けたとき、私はまさにそのような感覚になっているのですが、これをモーションキャプチャーで測定した実際の波形と並べて説明しようとすると、いささか混乱が生じてしまうのです。
このあたりは、私がどうこう論じるよりも、研究者であるM君がいずれ上手くまとめてくれることに期待をすることにしましょう。
ともあれ、3回目の測定となるモーションキャプチャー、今回も興味深く楽しく取り組ませていただきました。
M君の研究に貢献させてもらうのはもちろんの事、稽古へのフィードバックや教本作りにも活かせていければ理想だと思っています。
余談ですが、今回の測定方針を決めるに当たり、事前にはちょっとした議論がありました。
肥前春日流の妙味とは?
技法の成立過程と社会的・歴史的背景との相関性は?
現代のスポーツと肥前春日流の違いとは? 或いは共通性とは?
いろいろと論を交わす中で、宗家から興味深いお話をいくつもお聞きすることができました。
そのあたりについては、次回の記事で少し触れてみることにしましょう。