[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
そして、金山彦神社を後にします。
道中はのどかな山の景色が目に優しく。
祝詞を受けて、終了。
神事は10:00から始まり、終了が15:30ごろ。
我々のような小さな道場の行事が、
両神社のご神威に支えられ、立派な祭礼となりました。
二柱の神様とご神職のお力添えをいただき、また、地域住民の方にも温かく受け入れてもらい、
ただただ感謝しかありません。
この日に恥じぬよう、今年は門弟一同、たゆまぬ精進を以て稽古に臨んでいきたいものです。
「剣降の儀」は、氏神より護り刀を授かり、一年の精進を誓う神事であり、
おはこんばんちは、杵でございます。
さて、姫路城ツアーの続きです!
この城のすこーし残念な事実を知ってしまった一行、行列に並んで迷路のような道を進み、修理を終えた大天守の中へ。
おぉ! 広い! 綺麗! これなら長物も楽々振り回せるぜ!
壁には武具掛けも備えられていて、槍でもかかってたら壮観だろうなあ。
…あれ? 天守の中ってこんな広々としていいもんだっけか?
武具掛けもまるで飾るためにつけられてるような・・・。
枡形もなければ、狭間も役立たずな姫路城。
天守閣もまた、のびのび戦闘ができる広さで防衛には適さない、と。
宗家いわく「天守の体裁ではあるけど、迎賓館的なもんやったんやろね」
とのことです、なるほど。
広大な縄張りと優れた立地に築かれた姫路城は、ただそれだけで敵の戦意を削ぎ、むしろ防衛機能より美しさや雄大さで威光を示そうとこのようなつくりになっているのかもしれませんね。
そうして「日本一美しい城」とも評される今日の姫路城、別名「白鷺城」になっていったと。
さて、順路に従ってずんずん進んでいくと六階に上がる階段の前で相当な混雑の様子(ー_ー;)
我々はなにも、天守からの眺望のために来たわけではないのだ!
こんなとこに並んでられるかってことで総員撤退、西ノ丸をめざすことに。
家に例えると天守は納戸、西ノ丸がリビングや寝室にあたるのだそうで城を攻め落とすなら、天守よりも西ノ丸を落とさにゃならんわけですな。
実際、西の丸へ向かう構造は天守側と比べると防衛線を意識した構造になっている様子。
(それでも飾りにしかならんような狭間があったりします、笑)
狭間の使い方や、逆に潰し方、防衛側の兵たちがどんな立ち回りをしていたかといった解説を聞きながら、西ノ丸をぐるり。
まだ少し時間があったので、せっかくなので好古園という武家屋敷跡を活用した庭園へ向かうことにしました。
好古園へ向かう道中、大手門を出てすぐの内堀を観光客を乗せた舟が泳いでいました。
内堀の中から解説を聞ける乗船体験てなものをやってたわけですね。
春日メンバーは皆思ってたことでしょう、舟に乗ってみたいと、否、“船頭さんそこ代れ”と。
乗船体験自体には興味を示さず船頭さんの動きにちょっとテンションをあげる春日会一行。
その様子にゲストメンバーはポカーンと。変な集団ですね。
でも門弟なら嫌でも注目せざるを得ないわけです。
さて、船頭さんを観察できてホクホクしながら(ぇ
つらつら歩いて好古園に到着ー。
ゆったりまったり庭園の風景を楽しみました。
庭園も綺麗でしたが、私的には庭園を区切る路地が、印象的でした。
余計なものが視界に入らず、江戸時代にでも迷い込んだような
とまあ、こんな感じで第二回城攻めツアーは終了。
姫路駅へ向かう道すがら、目に飛び込んだビアガーデン。
宗家も誘惑に引っ張られそうなご様子でしたが、グッとこらえて大阪へ帰る電車に乗り込みました。
帰りの車中はツアーを振り返りつつ、次回のツアーに期待しつつのおしゃべり大会第二弾。今回、一応私が幹事だったんですが、概ね好評だったようで一安心でした。
無事、大阪駅へ帰り着き解散と相成りました。
記事には書けなかった小ネタもたくさんあって(手ぬぐいのたたみ方とか、火縄銃の扱いとか、ね。)
とても充実したツアーでございました。
それにしても、
次回の話をする度に宗家の展望が広がってる気が...。
うん、気にしないでおこう。(・Д・)
平成27年5月24日、ついに第二回城攻めツアーが決行されました!
今回は、姫路城に入城して早々に宗家がぽそっと…
「あれ? この城なんか変だ・・・?」
んん? 何が? 普通にお城って感じですが・・・?
一体何が変なんだって話は後で解明されるんですが、また一つお城ってのものの見方が変わる、おもしろい歴史のイタズラって感じでして、また今回も普通の解説では味わえないツアーでございました。
さて、平成の修理を終えてまだ日の浅い姫路城に総勢15人での見学です!
思いの外参加者が集まってくれてビックリですわ。(*_*)
大阪駅で集合して一路姫路へ、大阪からおよそ1時間。
道中、早速はじまるおしゃべり大会、どんなツアーになるのかと期待が高まります、ことに女性陣の盛り上がりときたら・・・!
そんな感じで暇を持て余すこともなく、姫路へ到着。
現地集合の別働隊と合流し、姫路城へいざ出陣!
姫路城は江戸期には徳川の要衝であり、西国へ向けて威信を示す特別な城でした。威風堂々とした、白亜の居城と呼ぶに相応しい、美しくも壮大なお城です。
まあ、とにかくこの城はデカい! 姫路駅おりたらそこはもう外堀跡でつまりはほぼお城の縄張り内で…なのに…天守が小さく見える(;゚Д゚)
遠いわ!
さて遠さにめげず、宗家を先頭に駅前の大通りを真っ直ぐに進みます。
まずは遠景で見る城の様子から、「右下下がりの本丸隠しの縄張り」と宗家の読みについて説明がありました。
駅から向かって城の正面から見る天守の右が、少し低くなって平たく見えます。
現代では事前に地図を見ることができますが、昔は遠目に城を眺めるしか方法がないわけですから、「何となくあの辺に御殿があるのかな?」と思わせるのは重要な事だったのでしょう。
ちなみに、城攻めツアーのお約束として、宗家には攻城目標について予習なしで解説してもらう事になっています。
カンニングせずの読みなら、スゴイ!!
!(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ"☆パチパチパチ!!
そして道すがらの堀にあった土塁の使い方と対処法の解説。
聞いてみれば簡単なことですが、聞かなきゃわかんないですね。
さぁ、橋を渡っていよいよ追手門に到着です。
なにやら鎧武者が闊歩してますが、例によって春日メンバーはこれを華麗にスルー。
ここですかさず石垣の死角について宗家の解説が入ります。
早速何人かが石垣に張り付いて体験、傍から見たら変な集団だ。
門をくぐるとグランドのような広場が眼前に。
ここが、この城の三の丸だったようなんですが、宗家が辺りを見てぽそっと…!
「あれ? この城、なんか変だ…??」
え、なになに、何ですか~???
「ん? もうちょっと先に行ってからね(^^)ニコッ」
ニコッってあーた…(´・д・`)
そんなこんなで、腹が減ってはなんとやらとここらで昼食タイム。
門前町で調達した兵糧を三々五々、城を眺めながら堪能致しました。
サァ、腹もふくれていざ突撃じゃ!
皆の者! 入場料を払えーい!! 姫路城の入場料は日本一イィィィ!
入場口をくぐって「菱の門」を前に、「ああ、やっぱり変だ。」と宗家のつぶやき
この意味が分かったのは若殿が絵図を睨んだときでした。
「みんな見てみ」
宗家が塀の狭間を指差し、「この狭間は役に立っていない」
...は?(´Д`)
宗家に促されて指示された場所に行ってみると、なんとまぁ…!
狭間の穴が見えない...だと...。つまりは 死 角 になっている、と。
宗家が指摘した「変な所」とは、この『役立たずの狭間』。
そして内曲輪に入っているのに、あるべき「枡」がない、ということ。
(ちなみに、前回の彦根城では大手門を入ってすぐ「枡」の解説がありました)
なるほど、変な城ってのはこのことだったんですねえ!
この後、「はの門」の先で守備兵になって確かめてみました。
「ありゃ~」といった感じでございましたとさ。
まだまだ、姫路城の謎と意外な姿は続きますが、一先ずこの辺で。
次回へ続きます!
皆様こんにちは、杵です。
城攻めツアーって結局何しにいくのかな? という方が多いと思いますのでもう一度、ツアーについてご紹介したいと思います!
簡単に言うと、“宗家による春日流兵法に基づく城攻略の解説を交えてのお城見学” です。
と、言われても普通の観光解説と何が違うの? って感じですよね。
例えばお城の構造に関する解説で
「この枡形では~のように敵を迎え撃って、城を守った」
「この門は~のような方法で敵の侵入を防いだ」 というのは、よく見かけますよね。
歴史を紹介する中で「ある将軍はこんな戦略で城を攻略した」という話もよく出てきます。
しかし、実際に戦に駆りだされた兵士達は、詳しい構造も知らない初めて赴く城でどのように城の防御を突破し、どのように戦略を実現するのか?
という兵士達の兵法・戦術の解説はあまり、というか殆ど出てきません。
そうした攻撃側の兵士達の動きを春日流の兵法に基づいてじっくりと聞けるのが、普通の観光と、この城攻めツアーとの大きな違いです。
そう、戦場で兵士達がどのように考え、“どのように戦った” かを解説していただく訳です。
するとそこでもう一つ、春日の城攻めツアーならではの特色が出てきます。
それは “普段、我々が稽古している技の背景をその現場で聞くことができる” ということです。
この技はなんのために生まれたのか? どのように使われたのか?
実際にその地に立って背景を知ると、今までと技のイメージがガラリと変わるものもあります。
前回の彦根城のツアーでも、なぜこんな歩法があるのか、なぜこんな剣の振り方をするのかといった話が出てきて、実際の技の使い方を知ることで普段の稽古にも大いに役立ちました。
ですので、武術の稽古にしか興味ないという方にも是非参加してもらいたいところです。
また、大名の屋敷内ではその中で働く人々がどのような生活をしていたかなど、戦以外のお城にまつわる話も色々と聞くことができます。
今回の第二回城攻めツアーの攻撃目標は、3月に天守閣の改修を終えたばかりの日本一美しい城とも称される姫路城です! 綺麗になったばかりなのに攻めに行きます!
(行き先伏せるっていう話とかもありましたが、まあ色々ありまして。。。)
一般に出回っている本や講演では聞くことのできない貴重な機会ですのでみなさま、是非是非ご参加ください!!